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グローバル企業とは?特徴や企業一覧、働くメリット、必要なスキルを解説

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グローバル企業は複数の国に拠点を持ち、多様な人材とともにビジネスを展開しています。言語や文化、求められるスキルなど、国内のみで展開している企業と異なる点も多いです。本記事では、グローバル企業の特徴や働くメリット、必要なスキルを解説します。

グローバル企業とは?

グローバル企業とは、設立国以外にも複数の国に事業拠点を持ち、経営・事業を展開している企業のことです。どの国においても同じビジネスモデルを展開し、提供するサービスや商品も設立国と同じものであることが特徴です。

グローバル企業と外資系企業の違い

外資系企業とは、国内に設立された企業のうち、一定の割合以上を外国資本が占めている企業を指します。海外に本社がある企業が一例で、経営方針は海外で決められるのが特徴です。またコスト削減のため、製造は海外・販売は国内など、拠点によって役割が異なる場合もあります。 グローバル企業のなかでも外資系グローバル企業は海外で設立された企業のため、海外でビジネスモデルが決められるという点では、外資系企業と共通しています。日系グローバル企業の場合は異なり、経営方針などを決めるのは日本国内の本社です。また拠点ごとの役割については、グローバル企業は世界のどの拠点でも変わりません。 関連記事:外資系企業ってどんな感じ?転職するメリットや実態を徹底解説

グローバル企業と多国籍企業の違い

多国籍企業も複数の国でビジネスを展開している点では、グローバル企業と共通しています。相違点は、多国籍企業では各国の現地法人に一定の裁量権を持たせていることです。現地の文化に合わせて、メニューや商品の仕様を変えることもあります。 一方で、グローバル企業は世界各社で共通する経営戦略を採用し、提供する商品やサービスも同じものです。

グローバル企業と国際企業の違い

グローバル企業も国際企業も海外に拠点を持っていますが、拠点の役割に大きな違いがあります。国際企業では、意思決定の権限や戦略的な機能は本国が行い、現地法人は商品の輸出や販売といった限定的な業務を担っています。対して、グローバル企業はどの拠点でも基本的な業務は同じです。

代表的なグローバル企業一覧

代表的な日系グローバル企業と、外資系グローバル企業を紹介します。

日系グローバル企業一覧

日本で設立されたグローバル企業を、日系グローバル企業といいます。日本に本社を構え、アジア、欧米、中南米など多様な地域に生産と販売の拠点を持っています。代表的な日系グローバル企業は以下の通りです(「株式会社」略)。 トヨタ自動車 ソニーグループ パナソニックホールディングス 日立製作所 三菱商事 任天堂 キヤノン 本田技研工業 ファーストリテイリング 三菱UFJフィナンシャル・グループ

外資系グローバル企業一覧

日本以外の国で設立されたグローバル企業を、日本では外資系グローバル企業と呼びます。アメリカや欧州、韓国などに本社を置きながら、世界中で商品やサービスを展開しています。代表的な外資系グローバル企業は以下の通りです。 Apple(アップル) Microsoft(マイクロソフト) Amazon.com(アマゾン) Google(グーグル) Samsung Electronics(サムスン電子) Deloitte Tohmatsu Consulting(デロイト トーマツ コンサルティング) Cisco Systems(シスコシステムズ) PwC Consulting(PwCコンサルティング) McKinsey & Company(マッキンゼー・アンド・カンパニー) Boston Consulting Group(ボストン コンサルティング グループ)

グローバル企業で働くメリット

最新の給与水準を見る グローバル企業で働くことは、国際的な視野を広げ、先進的なビジネススキルを身につける大きなチャンスです。グローバル企業で働くメリットについて紹介します。

国際的なビジネススキルが身につく

グローバル企業で働くメリットの一つは、国際的なビジネス経験が積めることです。特に、グローバル企業では世界各社で共通のビジネスモデルが採用され、共通の商品やサービスが提供されています。各国の情勢や文化を押さえつつ、どの国でも通用する強力な施策を考えられるようになり、今後ますますグローバル化していく社会では貴重なスキルとなるでしょう。また、業務上の使用ツールも、世界最先端のものに触れられることが多いです。

多様なバックグラウンドの人材と仕事ができ、視野が広がる

グローバル企業では、さまざまな国籍や文化、価値観を持つ人たちと一緒に働く機会が豊富にあります。そのため、自分とは異なる考え方や仕事の進め方に触れ、新たなアイディアが得られるのがメリットです。会議の進行方法や意思決定のスピード、上司や同僚への報告スタイルなど、日本国内のみの企業と大きく異なる環境で視野が広がり、経営課題にとって真に重要なことがクリアに見えてくるでしょう。

給与が高い場合が多い

年収ガイドを見る グローバル企業では、給与水準が高めに設定されています。海外に拠点を持てるくらいの大企業であることが多いためです。海外赴任や専門性の高いポジションには、追加でインセンティブが加わることもよくあります。各業界における職種の最新給与水準を確かめたい場合は、ロバート・ハーフの年収ガイドを参考にしてください。

グローバル企業で働く上での注意点

グローバル企業で働く上での注意点を紹介します。

言語や文化の違い、環境の変化に適応する必要がある

グローバル企業では、国籍の異なるメンバーと働くことが多くあります。そのため、日常の業務においても価値観やコミュニケーションのスタイルが異なり、慣れないうちはストレスに感じるかもしれません。また、海外とのやり取りが多いポジションでは、時差にも配慮しながら業務を進める必要があります。

ある程度の英語力を求められることが多い

グローバル企業では、英語が社内共通語として使われるケースが多く見られます。日常的な会話はもちろん、会議での発言、資料の作成や報告書の提出など、幅広い場面で英語を使用する機会があります。そのため、業務を円滑に進めるには、一定レベルの英語力が前提とされることが多く、TOEICスコアなどを採用条件としている企業もあります。 関連記事:外資系企業で必要な英語力は?業界・職種別の目安、転職対策を解説

実績・成果で評価される

グローバル企業の多くは、年齢や勤続年数よりも、実際の成果や貢献度によって評価される成果主義が一般的です。評価は定量的なデータやKPIに基づいて行われることが多く、個人としてのパフォーマンスが明確に可視化されます。自分の努力がそのまま昇給や昇進につながる一方、結果を出せなければ厳しい評価が下されることもあります。

グローバル企業が求めるスキル

グローバル企業で活躍するためには、高い専門性や語学力だけでなく、多様な価値観を理解し、適応できる人材であることが求められます。グローバル企業が求めるスキルを紹介します。 関連記事:外資系企業に向いてる人とは?特徴や適性診断、評価されるコツを解説

ビジネスレベルの語学力

グローバル企業では、職種やポジションによってはビジネスの現場で通用する英語力が求められます。会議での発言や報告書の作成、海外拠点とのやり取りなど、業務で使う英語表現に慣れておくことが大切です。TOEICやIELTSなどの語学スコアを採用基準や昇進基準として設けている企業もあります。

コミュニケーション能力

多様な文化や価値観を持つ人々と協働するグローバル企業において、円滑なコミュニケーション能力は非常に重要なスキルのひとつです。言葉の違いだけでなく、仕事の進め方や意思決定のスピードも国ごとに異なるため、相手の立場や文化的背景を理解したうえで対応する力が求められます。

積極性

グローバル企業では成果主義が多いため、指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて行動する積極性が強く求められます。たとえば、会議の場で積極的に発言したり、業務が効率的になるアイディアを自ら実行に移してみたりする姿勢が大切です。日本で美徳とされる謙虚さが、多国籍の環境では消極的だと受け取られることも多いため注意が必要です。 関連記事:グローバル人材とは?必要な能力や育成方法、事例を簡単に解説

グローバル企業に転職するために準備しておくこと

グローバル企業への転職は、国内企業とは異なる視点や準備が必要です。具体的にどのような準備が必要なのか見ていきましょう。

キャリアの棚卸をして自己分析を行う

まずは自分のキャリアを振り返り、これまでの経験や実績を整理することが大切です。特に、海外のクライアントと関わったプロジェクトや、外国籍の同僚と協働した経験などは、グローバル企業で高く評価されるポイントです。海外との関わりがない場合も、意見の違いを乗り越えた経験など、コミュニケーション力をアピールするとよいでしょう。

転職の目的とキャリアビジョンを明確にする

転職する目的や今後のキャリアビジョンを明確にすることで、企業選びがスムーズになり、仕事に対する積極性を示すこともできます。転職する「理由」を考えると、「残業時間が長い」「職場の雰囲気が悪い」などネガティブなものが出やすくなりますが、「目的」なら「挑戦してみたい」「興味がある」などポジティブな要素が増えます。目的にキャリアビジョンを取り入れれば、長期的に活躍できる人材として印象づけることもできるでしょう。

英文履歴書(CV)を作成する

外資系企業やグローバル企業では、英語での履歴書の提出を求められることがあります。日本語の履歴書と職務経歴書を合わせたものであり、決まったフォーマットはありません。記載内容も、履歴書の冒頭に概要としてアピールポイントをまとめることや、リファレンスが必要な場合があることなど、日本の履歴書とは異なる部分があります。英文履歴書の書き方については、以下の記事を参考にしてください。 関連記事:英文履歴書(英文レジュメ・CV)とは?書き方をテンプレート付きで紹介

英語の面接対策をする

グローバル企業の採用プロセスでは、英語での面接が行われるケースが多くあります。自己紹介や志望動機、職務経験の説明を英語でスムーズに話せるよう、事前に練習しておくことが欠かせません。可能であれば、模擬面接や転職エージェントなどを活用し、第三者からのフィードバックをもらうことをおすすめします。 関連記事:英語面接の対策|よく聞かれる質問と回答例、練習方法を紹介

グローバル企業に転職する方法

グローバル企業へ転職するには、一般の求人サイトから応募する方法のほかにも有効な方法があります。

LinkdeInなどのSNSを活用する

ビジネス向けSNSを活用すると、企業からスカウトを受けられることがあります。特にLinkedInは、世界中のビジネスパーソンが利用しており、グローバル企業の採用担当者や現場社員と直接つながるチャンスがあります。プロフィールを整理しておくことが重要です。職務経歴やスキル、実績、取得資格などを日本語と英語の両方で作成しておくと、国内外からのアクセスに対応できます。

グローバル企業の転職に強いエージェントに相談する

転職の相談をする グローバル企業を目指す際には、海外案件や外資系企業に強い転職エージェントを活用するのも非常に有効です。英語面接の傾向や企業ごとのカルチャー、職種ごとに求められるスキルセットなど、一般には手に入らない情報を提供してくれます。また、応募書類の添削や英語履歴書の作成支援、英語面接対策などのサポートもあります。 ロバート・ハーフは、外資系・日系グローバル企業への転職をサポート転職エージェントです。転職活動でお悩みのある方は、ぜひご相談ください。

よくある質問

グローバル企業に関するよくある質問を紹介します。

英語が得意じゃなくても、グローバル企業に転職できる?

職種やポジションによって、求められる英語のレベルは異なります。たとえば、国内のクライアントとやり取りするポジションや、日本人の多い職場などでは日本語が中心になるため、高いレベルは必要ではありません。しかし、将来的に海外支社との関わりや海外赴任の可能性もあるため、入社後も継続的に学ぶ姿勢が重視されます。

どのような職種でグローバル企業への転職が多い?

ITエンジニアやマーケティング、営業、法務、人事など、特定の分野に限らず幅広くチャンスがあります。募集が多いのは、営業、オープン系・Web系のIT関連、マーケティングです。いずれの職種においても、専門性があり、国際的なクライアントやプロジェクトメンバーと協働した経験がある人は、採用される可能性が高くなります。

グローバル企業の転職では何が重視される?

転職は新卒と異なり、実践的なスキルが重視されます。どのような業務で、どのような成果を出したかを数字で示せるとよいでしょう。また、グローバル企業では多様な文化的背景を持つメンバーと協働するため、柔軟性もチェックポイントです。外国の人と働いたことがなくても、異なる価値観を持った相手とどのように協調してきたか説明できるようにしておきましょう。

グローバル企業で海外赴任の候補者に選ばれるためには?

グローバル企業で海外赴任のチャンスをつかむためには、日々の業務で高い成果を出し、上司や同僚からの評価を得ることが大切です。海外赴任では大きなプロジェクトに関わることが多く、信頼がなければ任せることはできません。また、海外勤務に興味があることを日頃から示すのも一つの方法です。推薦を受けられるかもしれません。もしくは、社内公募された際に自ら手を上げてみるのもよいでしょう。

まとめ

履歴書を提出して、転職の相談をする グローバル企業で働けば、国際的なビジネス経験が身についたり、視野が広がったりするなどさまざまなメリットがあります。転職を目指す場合は、キャリアの棚卸しや英文履歴書の作成などの準備が必要です。 ロバート・ハーフは、外資系・日系グローバル企業への転職をサポートしています。グローバル企業への転職を検討されている方は、ぜひご利用ください。
■アドバイザー 安西 力哉 | ビジネスリレーションシップマネージャー   約5年間の投資銀行での実務経験を経て、金融領域に特化したリクルーターとしてキャリアを築き、現在はロバート・ハーフのストラテジックアカウントチームに所属。人材業界で7年以上の経験を有し、クライアントと社内チームの橋渡し役として、採用課題のヒアリングから最適な人材ソリューションの提案までを一貫して担っている。   人生の半分をカリフォルニア、半分を日本で過ごした経験から、日英のバイリンガルとして両文化を深く理解し、国内外のクライアントの多様なニーズに応える、きめ細やかなサービスを提供している。   日本語、英語、どちらでもお気軽にご連絡ください。