デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速により、日本のIT人材市場は急速に変化しています。
特にバイリンガルのプロジェクトマネージャーやITコンサルタントの間で、柔軟性と専門性を両立できる契約社員という働き方が注目を集めています。また、企業側でも正社員に限定せず、プロフェッショナル派遣・業務委託などの契約ベースの雇用形態で人材を採用するケースが増えています。
今回は、ロバート・ハーフ・ジャパンでテクノロジー部門のプラクティスディレクターを務めるマーカス・オーケルホルムさんと、同部門のディビジョンディレクターのロヤーニ・アーマドさんに、この動きの背景や企業・人材双方のメリットについて話を聞きました。
なぜ今、契約社員という働き方が注目されているのか?
マーカス・オーケルホルム:
専門分野によっては、契約社員や業務委託として働くことで、正社員よりも高い報酬を得ることができます。フリーランスや自身の法人を持つ独立系コンサルタントであれば、税制面でのメリットを享受できる場合もあります。
さらに、契約型の働き方は、プロジェクト内容や一緒に働くメンバーを自分で選べる柔軟さが魅力です。定年を過ぎてもスキルを活かして活躍できる点は、日本の高齢化社会において大きな強みとなっています。
企業が契約人材を求める背景は何ですか?
ロヤーニ・アーマド:
テクノロジーの進化スピードが速まる一方で、正社員を採用するためのコストが上昇しています。特にIT分野ではその傾向が顕著です。
また、パンデミック以降に広がった柔軟な働き方の定着も、契約社員や業務委託のニーズを高めています。多くの企業が、変化に迅速に対応できるアジャイルな人材活用の手段として、契約ベースの人材を積極的に活用しています。
現在、契約ベースの人材において需要が高い職種は?
マーカス・オーケルホルム:
特にニーズが高いのは、専門性を持つバイリンガルのプロジェクトマネージャーです。具体的には以下のようなポジションに注目が集まっています。
ビジネスアプリケーション(SAP、Salesforce、ServiceNowなど)のプロジェクトマネージャー
ITセキュリティプロジェクトマネージャー
インフラプロジェクトマネージャー
データマネジメントコンサルタント
これらの人材は、グローバルチームと日本側の橋渡し役として、複雑なプロジェクトを円滑に推進する上で欠かせません。
ロバート・ハーフが選ばれる理由とは?
プロフェッショナル派遣・業務委託
アーマッド・ロヤニ:
日本企業ではこれまで、システムインテグレーターやコンサルティングファームへの外部委託が一般的でした。しかし、デジタル化の進展により需要が急増する一方で、専門人材の供給は追いつかず、コストが上昇しています。
ロバート・ハーフ・ジャパンでは、豊富な業界ネットワークを活かし、専門性とバイリンガル力を備えた即戦力人材のご紹介が可能です。さらに、派遣・契約ベースで採用したコンサルタントを、希望に応じて企業が正社員として採用することも可能です。
即戦力のバイリンガル人材は、ロバート・ハーフへ
プロフェッショナル派遣・業務委託
急速な拡大、合併、買収などの重要なプロジェクトが発生すると、企業はしばしば仕事量の急激な増加に見舞われ、有能で経験豊富な専門家を緊急に必要とすることがあります。
ロバート・ハーフは、プロジェクトベースまたは特定の期間、貴社に貢献できるビジネスシステムの多数の専門家と契約しており、貴社の事情に即したバイリンガルの即戦力人材をご紹介することが可能です。
ビジネストランスフォーメーションなどのプロジェクトを牽引する契約人材をお探しの方はぜひお気軽にご相談ください。